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オフィスネットワーク設計の基本とは?失敗しない構成方法

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安定したオフィス環境を実現するネットワーク構築戦略

【この記事のポイント】

オフィスネットワーク設計の成功は冗長化と将来の拡張性確保で決まり、設計不足で約50%の企業が通信速度低下や業務停止を経験します。

重要な4つの手順は現状把握→要件整理→構成検討→冗長化設計で、所要期間は小規模で2~4週間、中規模で1~3ヶ月が目安です。

よくある失敗は端末数の見積もり不足(拡張時に30~40%速度低下)・セキュリティ対策不備・配線計画不足の3つです。

今日のおさらい:要点3つ

  • 事業拡大で従業員が増えた場合、端末数の見積もりが不足すると通信速度が30~40%低下する。
  • セキュリティポリシーを明確にしないまま設計を進めると、工事後に情報漏洩が発生する危険がある。
  • 具体的な配線経路を考慮しないと、ケーブル不足や余剰の問題が発生する。

この記事の結論

オフィスネットワーク設計で後悔しないために確認すべきことは、以下の3つを徹底することが最重要です。ネットワーク設計では基本的な検討内容以外にも信頼性・可用性や拡張性・保守運用性など非機能要件に該当する品質性能の考慮も不可欠です。冗長化とは、多くの予備の設備を用意してネットワークを運用することを指します。

将来の拡張性を考慮しなかったことや冗長化を怠ったことが原因で通信速度低下や業務停止が発生するケースが多いです。端末数の見積もり不足のまま設計を進めると、事業拡大時に深刻な通信速度低下が生じます。

現状調査と要件整理を徹底し、性能やコスト、実現可能性のバランスが取れるように要件内容を精査することが重要です。

オフィスネットワーク設計の4つの手順

手順1:現状のネットワーク構成を把握する

まずは現状調査です。どれくらいの規模でどのような機器・アプリケーションを使っているのかを明確にします。具体的には導入されている設備・アプリケーションの種類やリソース利用状況が調査対象です。

現状把握のポイントは以下の通りです。

  • 導入されている設備・アプリケーションの種類やリソース利用状況を調査
  • 現状の問題点を把握:通信速度が遅い、接続が不安定など
  • 将来的な利用ユーザ数の増減や利用予定のアプリケーションなどの予測を含める
  • ネットワーク規模(現在、および将来的なユーザ数など)を明確にする

私が実際に立ち会ったネットワーク設計では、現状調査を不十分なまま設計を進めた企業が、前よりも通信速度が遅くなって業務が停止しました。最初は半信半疑でしたが、ネットワークベンダーから「現状調査が不十分だと前よりも通信速度が遅くなった、使い勝手が悪くなったと思わぬ不具合が生じる可能性があります。将来的な利用ユーザ数の増減や利用予定のアプリケーションなどの予測も含めて把握すべきでした」とアドバイスを受けました。企業は現状調査を徹底し、将来の拡張性を考慮した設計を行いました。この対応によって、社内での会話でも「通信速度が安定して業務が効率化した」という声が増えました。

手順2:ネットワーク設計の目的・制約を整理する

次に、ネットワーク設計の「要件」に該当する目的や制約事項を明らかにします。新たにネットワークを設計して実現したい目的やネットワークにどのような要件が必要なのか、事前に留意・対処すべき問題(セキュリティや物理配線など)は何かを洗い出す作業です。

要件整理のポイントは以下の通りです。

  • システム設計:どのようなシステム、機器を接続するのか
  • 物理設計:ネットワーク機器の配置や配線
  • 論理設計:各機器がどのネットワークに属するのかといった論理構成
  • セキュリティポリシーや具体的なルールの有無を明確にする

実際にあった事例では、セキュリティポリシーを明確にしないまま設計を進めた企業が、情報漏洩が発生しました。ネットワークベンダーから「セキュリティの考慮が不足していると、LAN工事後に情報漏洩などの重大トラブルが生じます。ファイアウォールの設定や、アクセス制限の導入を工事段階でしっかり行うべきでした」とアドバイスを受け、セキュリティ対策を強化しました。

手順3:最適なネットワーク構成を検討する

現状調査と要件整理ができたら、実際にネットワーク構成を検討し、設計書を作成します。このプロセスでは、使い勝手の良さと安定性を両立させるため、検討を重ねていくことになります。

構成検討のポイントは以下の通りです。

  • 実現すべき要件は利用者の要望が全てではない
  • 前プロセスで洗い出した各要件は、それぞれが矛盾することもある
  • 要望レベルが高すぎて、現在のネットワーク機器では実現できないこともある
  • 性能やコスト、実現可能性のバランスが取れるように要件内容を精査する

正直なところ、最適なネットワーク構成を検討するには、性能やコスト、実現可能性のバランスが取れるように要件内容を精査することが重要です。ケースによりますが、利用者の要望が全てではなく、実現可能性を考慮した設計が必要です。

手順4:冗長化や保守運用を考慮して設計する

最後に保守運用を考慮します。ネットワーク設計では基本的な検討内容以外にも信頼性・可用性や拡張性・保守運用性など非機能要件に該当する品質性能の考慮も不可欠です。

冗長化設計のポイントは以下の通りです。

  • 信頼性・可用性:機器故障や物理通信路の切断(ケーブル断)など不測事態の「起こりにくさ(信頼性)」と、システムやサービスを「どれだけ利用できるか(可用性)」
  • 冗長化:多くの予備の設備を用意してネットワークを運用すること
  • 機器の故障や不具合が発生しても、予備の機器に迅速に切り替えられる
  • 将来的に通信量・接続機器・収容機器台数などの増減が見込まれる場合は柔軟に拡張できるようにする

オフィスネットワーク設計でよくある失敗

失敗1:端末数の見積もり不足による通信速度の低下

端末数の見積もり不足は、オフィスネットワーク設計で最も一般的な失敗の一つです。

端末数見積もり不足のポイントは以下の通りです。

  • 事業拡大で従業員が増えた結果、端末数の見積もりが不足
  • 通信速度が30~40%低下
  • 将来の拡張性を考慮しなかった
  • ネットワーク機器の処理能力が不足

よくあるのが、「事業拡大で従業員が増えた結果、端末数の見積もりが不足して通信速度が30~40%低下した」というパターンで、将来の拡張性を考慮しなかったケースです。

失敗2:セキュリティ対策の不備によるリスク

セキュリティの考慮が不足していると、LAN工事後に情報漏洩などの重大トラブルが生じます。ファイアウォールの設定や、アクセス制限の導入を工事段階でしっかり行うことが重要です。

セキュリティ対策不備のポイントは以下の通りです。

  • ファイアウォールの設定が不十分
  • アクセス制限の導入を怠った
  • 情報漏洩などの重大トラブルが生じる
  • セキュリティポリシーを明確にしなかった

失敗3:配線の計画不足によるトラブル

配線の計画不足は、LAN工事で最も一般的なトラブルの一つです。設計時に具体的な配線経路をしっかり考慮しないと、ケーブルが足りない、逆に余剰が出るといった問題が発生します。

配線計画不足のポイントは以下の通りです。

  • 具体的な配線経路をしっかり考慮しない
  • ケーブルが足りない、逆に余剰が出る
  • 計画的な配線設計を行い、必要な長さやルートをあらかじめ確認する
  • オフィスのレイアウトを詳細に確認する

よくある質問

Q1. オフィスネットワーク設計の基本手順は?

A1. 現状把握→要件整理→構成検討→冗長化設計の4つで、所要期間は小規模で2~4週間、中規模で1~3ヶ月が目安です。

Q2. 設計不足の影響は?

A2. 約50%の企業が通信速度低下や業務停止を経験し、端末数の見積もり不足で拡張時に30~40%速度低下します。

Q3. 冗長化とは?

A3. 多くの予備の設備を用意してネットワークを運用することで、機器の故障や不具合が発生しても予備の機器に迅速に切り替えられます。

Q4. 現状把握で重要なことは?

A4. 導入されている設備・アプリケーションの種類やリソース利用状況を調査し、将来的な利用ユーザ数の増減や利用予定のアプリケーションなどの予測も含めることです。

Q5. セキュリティ対策で重要なことは?

A5. ファイアウォールの設定や、アクセス制限の導入を工事段階でしっかり行い、情報漏洩のリスクを最低限に抑えることです。

Q6. 配線計画で注意すべきことは?

A6. 設計時に具体的な配線経路をしっかり考慮し、必要な長さやルートをあらかじめ確認することです。

Q7. 拡張性を確保する方法は?

A7. 将来的に通信量・接続機器・収容機器台数などの増減が見込まれる場合は柔軟に拡張できるように設計することです。

Q8. ネットワーク構成図の作成ポイントは?

A8. 情報ネットワーク機器同士の接続を簡潔に示し、IPアドレス・サブネットマスク・VLAN IDなどコンフィグ作成に必要な情報を明記し、色分けやアイコン、図形などを活用して見やすさを意識することです。

Q9. 設計費用の目安は?

A9. 企業規模やネットワーク構成によりますが、小規模(5~20人)で50~150万円、中規模(20~100人)で150~500万円が目安です。

Q10. ネットワーク設計で重要なことは?

A10. 冗長化と将来の拡張性確保が最重要で、性能やコスト、実現可能性のバランスが取れるように要件内容を精査することです。

まとめ

オフィスネットワーク設計の成功は冗長化と将来の拡張性確保で決まり、設計不足で約50%の企業が通信速度低下や業務停止を経験します。重要な4つの手順は現状把握→要件整理→構成検討→冗長化設計で、所要期間は小規模で2~4週間、中規模で1~3ヶ月が目安です。

よくある失敗は端末数の見積もり不足(拡張時に30~40%速度低下)・セキュリティ対策不備・配線計画不足の3つです。端末数の見積もり不足は、オフィスネットワーク設計で最も一般的な失敗の一つで、事業拡大で従業員が増えた結果、端末数の見積もりが不足して通信速度が30~40%低下します。


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