ニュース

Com Net Work Com Net Work .inc

オフィス移転時のネットワーク構築で失敗しないための注意点

ニュース

「当日つながらない」を防ぐための逆算スケジュール|現状棚卸しから移転後テストまで

【この記事のポイント】

  • オフィス移転でネットワーク担当者が「最初にやるべきこと」と「2か月前までに終えておくべきこと」が分かる
  • インターネット回線・LAN配線・サーバ/クラウド・Wi-Fi・電話それぞれで、よく起きるトラブルと“手前で防ぐ手順”がイメージできる
  • 実体験と現場の声から、「当日“ネットがつながらない”という絶望を回避するために、今からどんなチェックリストを作るべきか」が具体的になる

今日のおさらい:要点3つ

  • 一言で言うと、オフィス移転のネットワークは「現状棚卸し→回線手配→配線設計→機器と設定の移設計画」の順で進めると、大きな事故をほぼ防げる
  • 最も重要なのは、「インターネット回線の申し込みを6か月〜2か月前」「LAN配線設計と機器リスト作成を2か月前」「テスト接続を移転1〜2週間前までに」という時間軸を意識すること
  • 失敗しないためには、“前と同じでいいだろう”とコピーするのではなく、「これを機に見直す部分(Wi-Fi・クラウド・電話)」と「そのまま持っていく部分」を切り分けてから、ネットワーク設計を始めることが大切

この記事の結論

一言で言うと「オフィス移転でネットワークを失敗しないコツは、“引っ越し業者より先にネットワークの設計図を作ること”」。

最も重要なのは、「①現状のネットワーク構成と機器・契約を棚卸し」「②新オフィスの回線と配線ルートを早期に設計」「③サーバ・クラウド・電話も含めた“通信全体の動線”を図にする」この3ステップを、移転2か月前までに終えておくこと。

失敗しないためには、「LAN工事は内装とは別物」「回線はエリアで品質が変わる」「“つなぐだけ”より“テストする時間”の方が重要」という現場の当たり前を、プロジェクトの初期段階で共有しておく必要がある。

オフィス移転前に必ずやるべき準備3つ

準備① 現状ネットワークの“棚卸し”と見える化

オフィス移転のネットワーク構築ガイドでは、「移転が決まったら、まず現状のネットワーク環境を正確に把握すること」が最初のステップだと繰り返し書かれています。

棚卸しすべき項目は、最低でも次の通り。

インターネット回線

  • 回線事業者(NTT東日本/KDDIなど)
  • 契約プラン(速度・PPPoE or IPoEなど)
  • 契約名義・契約期間・解約時期

ネットワーク機器

  • ルーター/ファイアウォール・UTM
  • スイッチ(ポート数・使用状況)
  • 無線APの台数・設置場所・SSID
  • サーバ/NAS/プリンタの接続位置

住所に紐づく情報

  • 固定IPアドレス
  • 電話番号(ひかり電話か否か)

NTT系のコラムでも、「現在のネットワーク環境と利用状況を把握し、新オフィスに必要な回線速度や機器を決定する」とあり、この棚卸しがそのまま新設計の土台になります。

正直なところ、“誰も全体像を把握していないネットワーク”をそのまま移設すると、トラブル時に原因特定がほぼ不可能になります。 実は、移転は「現状ネットワークを図と表にして整理する、絶好のタイミング」です。

準備② インターネット回線と電話回線の手配を“最優先”にする

Coltのガイドは、「インターネット回線の見直しと手配は早めに行う」と強く警告しています。

ネットワーク構築の完全ガイドでも、

  • 新オフィス用回線の申し込み
  • 現オフィス回線の解約日調整

を、移転の3〜6か月前に行うことを推奨しています。

理由はシンプルで、

  • ビル設備やエリアによって、回線工事に数か月かかることがある
  • 期日が集中する3月・9月は工事枠が埋まりやすい
  • 光回線の配管やMDF室の空き状況など、現地調査が必要なケースが多い

実体験1:回線工事の予約を“1か月前”にして詰んだ話

以前、20人規模のオフィス移転で「回線はすぐ引けるだろう」と後回しにしていた案件がありました。 引っ越し1か月前に回線事業者に連絡したところ、

「ちょうど工事が立て込んでおり、最短で移転の2週間後になります。」

という返答。

結局、移転後2週間は、

  • テザリング
  • 近くのレンタルオフィスのWi-Fi
  • 既存オフィスからの“救済”回線

を組み合わせてしのぐ羽目になり、毎日ため息が増えていきました。

「ネットワークがないオフィス」は、ただのきれいな箱でしかないという当たり前を、そのとき痛感しました。

準備③ 新オフィスの図面に“LANとWi-Fiの設計”を書き込む

つなぐオフィス系のコラムでは、「新オフィスのLAN配線を設計する」ステップとして、

  • レイアウト図にLANポートが必要な場所を書き込む
  • サーバラックやネットワーク機器の設置場所を決める
  • LAN配線ルートを計画する

ことを推奨しています。

オフィスLAN再構築ガイドでも、

  • デスク・会議室・複合機・サーバラックなどの配置
  • 有線/無線それぞれのカバー範囲
  • 必要なポート数と電源位置

を、ネットワーク設計図として残すことの重要性が強調されています。

実は、「内装がほぼ固まってから“LANどうしますか?”と聞かれる」のは、ネットワーク担当あるあるです。 その結果、

  • LAN配線が露出気味になる
  • ポート数が足りない会議室が生まれる
  • Wi-Fiが届きにくい“死角席”が出る

といった、小さなストレスの塊がオフィスに散らばります。

現場の声:コムネットワーク系の担当は、こう言いがちです

「実は、内装が確定する前に呼んでもらえると、配線もかなりきれいにできます。」

「LAN・Wi-Fiの設計図を、レイアウト図と一体で描く」 これだけで、移転当日の“想定外”をかなり減らせます。

オフィス移転ネットワーク設計の“よくある失敗”と対策

失敗① 「前の構成をそのままコピー」してしまう

オフィス移転のネットワーク構築記事では、

  • 「現状コピー」で設計すると、新オフィスに合わない
  • 人数増加・フリーアドレス・クラウド利用増を考慮しないまま、旧オフィスの構成を焼き直すと、すぐに限界が来る

といったリスクが挙げられています。

よくあるのが、

  • 固定席前提のLANコンセントのまま、フリーアドレスを始めてLANが“使われないオブジェ”になる
  • サーバをオンプレのまま引き継ぎ、クラウド利用が増えているのにインターネット出口が細いまま

というパターンです。

実体験2:旧構成をコピーして、Wi-Fiだけがパンクした話

以前、オフィスのレイアウトだけを最新にして、ネットワークは旧構成をそのまま移設した案件がありました。 旧オフィスではデスクトップPC中心でしたが、新オフィスからはノートPC+フリーアドレス+オンライン会議が一気に増加。

結果として、

  • 有線は余裕があるのに、Wi-Fiだけが常に混雑
  • APの台数も位置も旧オフィスのままなので、特定エリアだけ「ネットが遅い」という苦情が多発

半年後、結局APの追加と位置調整、バックボーンの増強という“第二次工事”が発生しました。

“コピーして楽をするつもり”が、むしろ工数とコストを増やす結果になった例です。

失敗② 回線容量・方式を見直さずに持ち込む

Coltは、「PPPoE方式のままオフィス移転すると、終端装置がボトルネックになりやすい」と警告しています。

楽天モバイルのコラムも、「LANの選択と回線速度・規格を見直さないと、『新オフィスに移転したのに前より遅い』現象が起きる」と指摘します。

具体的には、

  • 人数は増えているのに、回線はそのまま
  • クラウド・ビデオ会議・ファイル共有が増えているのに、旧来のベストエフォート回線のまま
  • IPoE(IPv6)対応や帯域保証回線への切り替え検討をしていない

といった状態が要注意です。

正直なところ、「場所は変わったのにネットの体感は前と同じかそれ以下」だと、社員のテンションは確実に下がります。 「移転=ネットワークもアップグレードするタイミング」として捉えるくらいで、ちょうどいいバランスです。

失敗③ 当日まで“つながるかどうか”を誰も検証していない

Office系のLAN再構築ガイドや完全チェックリストでは、

  • 移転1〜2週間前にはテスト接続を済ませる
  • 代表PC・プリンタ・電話・会議システムなど、主要な機器の接続を事前に確認する

ことが、トラブル回避の決め手だとされています。

にもかかわらず、現場では

  • ネットワーク機器の設定を当日現地で初めて行う
  • ルーターの設定情報が“担当者の頭の中だけ”にある
  • DHCPや固定IPの設定が伝わっておらず、当日にアドレス競合が発生

といった、「確認していれば防げた事故」が多発しているのも事実です。

現場の声:エンジニアはこう言いがちです

「実は、移転前に“1回だけでもいいから仮接続テスト”をさせてもらえると、当日のトラブルは9割減ります。」

よくある質問

Q1:インターネット回線の申し込みは、何か月前にやるべきですか?

A1:企業向けガイドでは、6か月〜2か月前を推奨しています。ビルの設備状況や繁忙期によっては工事に時間がかかるため、早めの手配が安全です。

Q2:現オフィスの回線は、いつ解約すればいいですか?

A2:移転後の予備期間(1〜2週間)を確保し、新回線の開通と安定動作を確認してから解約するのが理想です。重複期間のコストとリスクを比較して判断しましょう。

Q3:LAN配線は内装業者に任せてしまっても問題ありませんか?

A3:可能ではありますが、ネットワーク設計が絡むため、専門業者やネットワークに強いSIerが図面段階から関わる方が、後々のトラブルを防ぎやすいです。

Q4:移転を機に、全部Wi-Fiにしても大丈夫ですか?

A4:メール中心の小規模オフィスなら可能な場合もありますが、ビデオ会議や大容量ファイル共有が多いなら、会議室やサーバ周りだけでも有線を残すことを強く推奨します。

Q5:サーバは新オフィスでもオンプレのままが良いですか?

A5:クラウド化が進んでいる今、基幹システムやファイルサーバをクラウドに移行し、オフィスのネットワークをシンプルにする企業も増えています。移転は見直しのチャンスです。

Q6:移転時のネットワークトラブルで一番多いのは何ですか?

A6:「回線が開通していない」「LAN配線の抜け漏れ」「IP設定やVPN設定の移行ミス」が代表的です。事前テストとチェックリストでほとんど防げます。

Q7:社内にネットワークに詳しい人がいない場合、どうすればいいですか?

A7:回線手配からLAN設計、機器選定、当日立ち会いまで一括で任せられる会社(NTT系やネットワーク専門SIer)に早めに相談するのがおすすめです。

Q8:2拠点目の新オフィスですが、本社と同じ構成にした方がいいですか?

A8:運用のしやすさという意味では統一のメリットもありますが、拠点の規模や用途が違うなら、必要に応じてシンプルにする、クラウド前提にするなどの最適化を検討した方が合理的です。

まとめ

オフィス移転時のネットワーク構築で失敗しないためには、「現状ネットワークの棚卸し」「インターネット回線と電話の早期手配」「新オフィスのレイアウトに合わせたLAN・Wi-Fi設計」を、移転2か月前までに終えておくことが何より重要です。

“前の構成をそのままコピー”するのではなく、人員増加・クラウド利用・フリーアドレス・在宅勤務など、ここ数年で変わった働き方を前提に、「どこを有線で守り、どこを無線で広げるか」「どこまでクラウドに寄せるか」を設計に織り込むことで、移転後のネットワークトラブルとストレスを大幅に減らせます。

そして、当日「ネットがつながらない」地獄を避けるには、移転1〜2週間前のテスト接続とチェックリスト運用が不可欠であり、必要であればコムネットワークのようなネットワークと通信工事に強いパートナーと組んで、“設計図と現場作業”をセットで任せるのが最も現実的な解決策になります。


💻 IT・通信に関するご相談はこちら

「業務効率を改善したい」
「通信環境を見直したい」
「自社に合うシステムを導入したい」

そんなお悩みはありませんか?

コムネットワーク株式会社では、
お客様の課題に合わせた最適なIT・通信ソリューションをご提案します。

まずはお気軽にご相談ください。

📞 フリーダイヤル:0120-56-9665
📞 TEL:052-533-0331
📠 FAX:052-533-0306

👉 お問い合わせはこちら
https://comnetwork.co.jp/contact/

―――――――――――――――

👩‍💼 採用エントリーはこちら

新卒・中途ともに募集しています。
IT業界で活躍したい方はぜひご応募ください。

👉 エントリーはこちら
https://comnetwork.co.jp/recruit/

News 一覧