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【エンジニアがアドバイス】社内LAN 遅い問題を解決するためのネットワーク刷新のススメ

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社内LAN遅い原因をプロが診断:インフラの再構築でオフィスの業務効率を最大化させる成功法則

この記事のポイント

  • 社内LANが遅い原因は、「ハブ/スイッチの老朽化」「100Mbps機器の混在」「配線(ケーブル)不良」「設計不備(ループ・VLAN未分割)」「トラフィック集中」など、複数の要因が重なっていることがほとんどです。
  • 「インターネットが遅い=回線のせい」と決めつけず、まず社内LANの設計と機器構成を分解して見ることで、投資対効果の高い改善ポイントが見えてきます。
  • 成功している企業は、現状調査(アセスメント)→ネットワーク設計見直し→スイッチ・配線・無線LANの刷新→監視と運用ルール整備という流れで、段階的にインフラ再構築を進めています。

今日のおさらい:要点3つ

  • 社内LANが遅い原因は「古い機器・設計・配線」が組み合わさっているケースが多く、部分的な対処では限界があります。
  • 最も大事なのは、「どこで速度が落ちているか」を可視化し、ハブ/スイッチ構成・VLAN設計・配線品質を含めた全体最適の視点で見直すことです。
  • ネットワーク刷新は、一気に入れ替えるのではなく、「コア → フロアスイッチ → 無線LAN → 配線」の順に、業務影響が大きい部分から計画的に進めるのが現実的です。

この記事の結論

社内LANが遅い問題を根本的に解決するには、現状のネットワーク構成を可視化し、古いスイッチやハブ、100Mbps配線、ループや設計ミスを洗い出した上で、ギガビット/10ギガビット対応のスイッチ・適切なVLAN設計・品質の良いLANケーブルに刷新する必要があります。

「どこか1か所を速くする」のではなく、「遅くしているボトルネックを片っ端から潰していく」ことが、社内LAN全体の体感速度を上げる唯一の方法です。

初心者がまず押さえるべき点は、社内LANが遅い原因が「ハブのカスケード接続」「100Mbps機器の混在」「スパゲッティ配線」「VLAN未分割」による輻輳やブロードキャスト増大にある場合が多いことです。

インフラ再構築では、物理構成の整理(配線・ラック)、論理構成の見直し(VLAN・IP設計・STP・冗長化)、監視とログの整備をセットで行うことで、長期的に安定したネットワーク環境を維持できます。

ネットワークに強いパートナーと協力すれば、現地調査・構成図作成・設計・機器選定・構築・運用支援まで一括でサポートを受けられ、社内のIT担当者だけでは難しいレベルのインフラ刷新も現実的に進められます。


社内LAN遅い原因はどこにある?まず押さえるべき典型パターン

社内LANが遅い状態の多くは、「昔から使っているハブやスイッチ」「配線の継ぎ足し」「場当たり的な増設」によって、ネットワーク構成が複雑化・老朽化していることが原因です。

増床・レイアウト変更・機器追加の度に手近なハブを継ぎ足してきた結果、どの機器がどこにつながっているか誰も把握していない、という環境が非常に多いためです。

「何となく繋がる」状態から「なぜ速いか説明できる」状態に変える必要があります。

典型的なボトルネック例1:100Mbps機器やハブの混在

ギガビット対応のPCやスイッチを使っていても、途中に100Mbpsのハブや古いスイッチが1台でも挟まっていると、その経路は全て100Mbps相当に制限されます。

特に、下記のような状態は要注意です。

  • 壁のモジュラージャックの先に古いハブがぶら下がっている
  • 「一時的に」と追加した小型スイッチがそのまま本番利用されている
  • 10年以上前のスイッチが現役のままコアを担っている

こうしたボトルネックを取り除くだけで、ユーザー体感が大きく改善するケースは少なくありません。

典型的なボトルネック例2:スパゲッティ配線とループ構成

「配線がぐちゃぐちゃなネットワークは、トラブルもぐちゃぐちゃになりやすい」です。

  • 同じフロアのスイッチ同士が複数本のケーブルでつながっている
  • ループを避けるためのSTP(スパニングツリープロトコル)が正しく設定されていない
  • どのポートがどの部屋・端末に繋がっているかの台帳がない

このような環境では、ブロードキャストストームや意図しない経路での通信が発生し、結果として「何となく常に遅い」「たまに全体的に固まる」といった現象が起こります。

典型的なボトルネック例3:VLAN未分割によるブロードキャスト増大

「全部同じネットワーク(同一セグメント)」にしていると、端末数が増えるほどブロードキャストやマルチキャストが増え、特に古いスイッチでは処理が追いつかなくなります。

  • 事務PC・IP電話・監視カメラ・ゲストWi-Fiを全て同じセグメントにしている
  • 部門や用途ごとにネットワークを分けておらず、全端末がお互いを見えてしまっている

VLAN設計を見直し、用途別・セキュリティレベル別にネットワークを分けることは、セキュリティだけでなく「速さ」にも直結します。


どうやって社内LAN遅い原因を見える化するか?診断ステップとポイント

社内LANが遅い原因を特定するには、「構成を図に起こすこと」と「実測すること」の2つが不可欠です。

図面と実測値なしに議論しても、思い込みや経験則に頼りがちになり、本当に改善が必要な部分を見誤る危険が高いためです。「構成図+トラフィック図」がないネットワークは、改善のしようがありません。

Step1:現状の物理・論理構成を図にする

最初にやるべきは「今どう繋がっているのか」を整理することです。

  • コアスイッチ/ルータの機種・ポート構成・接続先
  • 各フロアスイッチ・ハブの設置場所・接続構成
  • インターネット回線やVPN装置との接続経路
  • VLAN・IPアドレス帯の割り当て(あれば)

この段階で、「なぜこのケーブルがここに刺さっているか不明」「どのポートがどの部屋か分からない」といった部分が浮き彫りになります。そこが、刷新時の重点整備ポイントです。

Step2:トラフィック・遅延・エラーの実測

「どこで詰まっているか」は数字で見るしかありません。

確認すべき項目の例は次の通りです。

  • スイッチのインターフェース利用率(特定ポートだけ常に高負荷になっていないか)
  • エラーパケットや再送(CRCエラー・フレームエラーなど)の有無
  • 拠点⇔サーバ間の遅延(ping)
  • ピーク時間帯のトラフィック量(特に基幹サーバやインターネット出口)

こうした情報から、「そもそも帯域が足りないのか」「エラーによる再送で遅くなっているのか」「一部の機器や経路だけが詰まっているのか」を切り分けます。

Step3:ユーザー体感とログの突き合わせ

「社員からの声」と「ログ」を突き合わせることで、問題の再現性とパターンが見えてきます。

  • 「毎日10〜11時が特に遅い」→その時間帯のトラフィックとログを重点確認
  • 「特定部署だけ遅い」→その部署が収容されているスイッチ・配線・VLANを確認
  • 「ファイルサーバへのアクセスだけ遅い」→サーバ側・経路の負荷と設定を確認

ユーザーの体感情報は曖昧なことも多いですが、ログと組み合わせることで、改善策の優先度を決める材料になります。


よくある質問

Q1. 社内LANが遅いとき、まず何を確認すべきですか?

まずはスイッチやハブに100Mbps機器が混在していないか、古いハブがカスケード接続されていないかを確認するのが効果的です。

Q2. インターネット回線を速くすれば、社内LANも速くなりますか?

回線がボトルネックの場合は効果がありますが、社内LAN側に問題がある場合は、回線だけ速くしても体感速度はあまり変わりません。

Q3. VLANを分けると本当に速くなりますか?

不要なブロードキャストやマルチキャストを減らせるため、端末数が多い環境では体感速度と安定性が向上するケースが多いです。

Q4. どの階層のスイッチから刷新すべきですか?

一般的には、まずコアスイッチやサーバ接続部分からギガビット/10ギガビット化し、その後フロアスイッチや末端のハブを順次置き換えます。

Q5. LANケーブルのカテゴリも見直した方がよいですか?

はい、Cat5など古いケーブルはギガビット通信に不向きな場合があるため、Cat6Aなどの対応ケーブルへの更新を検討すべきです。

Q6. 無線LAN(Wi-Fi)の遅さも社内LANの問題に含まれますか?

はい、APから先の有線区間が遅ければ、Wi-Fi側だけを改善しても全体の速度は頭打ちになります。

Q7. 社内LANが遅い原因の診断を外部に依頼できますか?

はい、ネットワーク診断サービスを提供している会社に依頼すれば、現地調査・構成図作成・測定・改善提案までまとめて受けられます。

Q8. ネットワーク刷新にはどれくらいの期間がかかりますか?

規模にもよりますが、現状調査から設計・機器手配・工事・切り替えまで数か月程度を見込むケースが一般的です。


まとめ

社内LANが遅い問題の解決には、「構成の見える化」「ボトルネックの特定」「段階的なインフラ刷新」という3つのステップが欠かせません。

「何となく古い機器を交換する」のではなく、「どの部分が遅さを生んでいるのか」を明らかにしてから、優先順位を付けて投資することが重要です。

初心者がまず押さえるべき点は、100Mbps機器や古いハブの撤去、スイッチのギガ/10ギガ化、VLAN分割、配線整理が、社内LANを速く・安定させる基本メニューだということです。

本格的なネットワーク刷新では、物理配線と論理設計、セキュリティ、将来の拡張性まで含めた設計を行うことで、今後数年間を支えるインフラ基盤を構築できます。

自社だけでの対応が難しい場合は、ネットワーク設計と構築に長けたパートナーに診断と設計を依頼し、業務を止めない工程設計と合わせて、社内LAN遅い問題の抜本的な解決を図ることをおすすめします。


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